健康推進委員会:梅雨の湿度による体調不良「湿邪(しつじゃ)」の話
▼湿邪とは
湿邪とは、体に余分な水分がたまって体の不調が起こる状態を表す言葉です。
湿度の高い環境にいると汗がうまく出ず、水分が滞って冷えが生じると考えられます。
▼湿邪による症状
だるさ、眠気、体の鈍い痛み、むくみ、胃もたれ、食欲低下、下痢、皮膚、泌尿器科、婦人科系トラブルなどがあります。
▼湿邪の効果的な対処法
雨が続くと気分も憂鬱になりますが、環境を整え、食事に気を付けることで体調管理をしていきましょう。
①食事への配慮
体を温め、尿を出す作用のある食材がおすすめです。
冷たい飲食物を避け、体を冷やさないようにします。
生野菜や刺身も体を冷やすと言われています。
食べ物:豆、芋、とうもろこし、ゴボウ
飲み物:コーヒー、お茶、ハトムギ茶
スパイス類:生姜、ニンニク、山椒、唐辛子、シソ、ネギ、ゆず
②ツボ押し・お灸による刺激
足三里:膝の外側、くぼみから指4本下
内関:手首のしわから指2~3本分ひじのほうに移動したあたり
③その他
半身浴や軽い運動で新陳代謝を高めたり、除湿器で室内の湿気を調節しましょう。
快適と感じる湿度は40%~60%程度と言われています。
(今回の記事担当は、健康推進委員会の峯山でした)