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健康推進委員会

健康推進委員会:「お盆」

来週より「お盆」を迎えます。

最近は、お盆=夏季休暇 のイメージですが、カレンダーを見ると「祝日」になっていないことになっています。
日本の祝日は「祝日法」という法律で決められいますが、お盆という祝日は定められていません。
つまり、お盆は祝日ではないということです。

お盆自体は祝日ではないにも関わらず、多くの企業がお盆を休日に指定しています。
これは、江戸時代に存在していた、「藪入り(やぶいり)」と呼ばれる、夏時期に帰省する風習が受け継がれたことが理由とされています。
そこで、あらためて、「お盆」について調べてみました。

▼お盆の由来は?

お盆の正式名称は、孟蘭盆会(うらぼんえ)または孟蘭盆(うらぼん)といいます。

この名称は、「孟蘭盆経(うらぼんきよう)」という「お経」が由来されています。 「うらぼん」は日本語ではあまり聞かれませんが、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」を意味する「ウラバンナ」からきているといわれています。 また、ペルシャ語では「霊魂」を意味する「ウラヴアン」が由来だという説もあります。

この「お経」とされるエピソードがあります。 釈迦の弟子である目連(もくれん)は神通力で亡き母が地獄で逆さ吊りの刑をうけていることを知ります。 なんとかして母を救済できないかと思い、釈迦に教えを乞いました。

そこで釈迦は「旧暦の7月15日(現在の8月中旬ごろ)に多くの高僧を心から供養すれば、三途の苦しみから救えるでしょう」と伝えます。 そして目連はそのとおりに実践したところ、母親が無事往生することができた、というものです。

このお経が日本に伝わり、旧暦の7月15日に、先祖の恩に感謝して、お墓参りや迎え火などのお盆の行事がはじまったといわれています。

盆とは文字どおり、供物を置くための容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となって、孟蘭盆と混同されたものとも言われています。 現在も精霊を「ぼんさま」と呼ぶ地域があります。

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